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魚介類300種類以上のリアルなしんこ細工作り上げる職人 福建省

人民網日本語版 2020年06月16日13:13

福建省■田▲洲島(■は草かんむりに甫、▲はさんずいに眉)が起源の海の女神を祀る「媽祖」信仰は、世界遺産に登録されている。これは中国で初めてとなる信仰系世界遺産だ。「媽祖祭」では、供物としてしんこ細工100種類以上が奉納され、それが祭りの最大の見せ場となり、見る人を感服させる。特に圧巻なのは114種類の魚介類で、その名前全てを言える人はほとんどいないだろう。中国新聞社が報じた。

「媽祖」の故郷である福建省■田▲洲島では、魚介類のしんこ細工を作る職人は「捏海人」と呼ばれている。島で尊敬を集める医者である黄亜棋さん(58)は、高い技術を身につけた「捏海人」でもある。

「媽祖信仰」が世界遺産として登録された2009年、黄さんも■田で第一陣の媽祖信仰の伝承人に選出された。さまざまなサイズのストローや爪楊枝、牛の角、タイマイ、竹制の彫刻刀などが、しんこ細工を作る道具になる。

しんこ細工作りで、一番難しいのは色付けだ。黄さんは、アクリル絵具をしんこ細工に吹き付けたり、筆を使って色を付けたり、点を描いたり、しんこ細工を絵具の中に漬けたりして、海に住む生物のとてもリアルなしんこ細工に息を吹き込んでいく。「形がそっくりでも、うまく色が付けられなかった時は、廃棄する。誰が見ても『そっくり』と言ってもらえる作品でなければならない」と黄さん。

そして、超軽量紙粘土が流行っているものの、発色が思うようにはいかず、リアルに仕上がらないため、黄さんは今でも自分でしんこ細工の材料を作り、色付けを行っている。

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