中国人の4割が「幸せ」 幸福感トップは年収12-20万元の人々

人民網日本語版 2020年07月07日10:21

幸福はどうすれば得られるのだろうか?収入が多ければ多いほど幸せなのだろうか?恋人や配偶者がいるほうが幸せなのだろうか?男性、女性、高齢者、若者など、性別や年齢によって幸せの感じ方も異なるのだろうか?ビッグデータを基に、「幸せの秘訣」を探ってみよう。中央テレビニュースが報じた。

中国人の4割が「幸せ」

「中国経済生活大調査(2019—20)」の結果によると、回答者の43.81%が「幸せ」と答え、「幸せではない」との回答は11.92%にとどまった。また、44.27%が「普通」と答えた。「普通」というのは、いかにも中国人らしい回答と言えるだろう。

お金が多いほど幸せ?答えは「そうとは限らない」

同調査によると、年収が1万元(1元は15.25円)以下の低所得者の幸福感が最低というわけではない。個人の年収が12万元にまでなると、幸せと感じる人の割合も高くなっていくものの、それから100万元まで増えると、幸せと感じる人の割合の差は明確ではなくなる。

一方、「幸せではない」と感じている人のうち、年収100万元以上の高所得者の割合が最高だ。

つまり、お金がたくさんあれば、幸せになれるとは限らないようだ。では、どれくらいの年収の人が最も幸せと感じているのだろうか?その答えは12‐20万元だ。同グループを見ると、10人のうち6人が生活が楽しいと感じていた。

女性で最も幸せと感じているのは26-35歳

どの年齢層の女性が最も幸せと感じているのだろうか?調査によると、その答えは26‐35歳で、同年齢層の女性の47.31%が「幸せで満足している」と答えた。

次に多かったのは18‐25歳で、45.99%だった。46-59歳の女性を見ると、44.51%が幸せと感じていた。幸福感が最も低かったのは36‐45歳で、60歳以上もほぼ同じだった。

男性で最も幸せと感じているのは18-25歳と60歳以上

男性の年齢別の幸福感カーブは女性とは反対で、幸せと感じている男性が最も多い年齢層は 60歳以上の49.72%、18‐25歳の49.5%と続いた。そして、ストレスが最も大きいのは46-59歳で、その割合は41.92%に達した。仕事でも、家庭でも大きなプレッシャーがかかっているのが同年齢層だ。

恋人や配偶者がいるほうが幸せ?

恋人や配偶者がいる男女のほうが、いない人よりも幸せというのは本当なのだろうか?その答えは「YES」だ。

統計によると、幸せと感じている人の割合が最も高いのは、恋人がいる未婚の男女で45.62%、次に多かったのが既婚者で44.16%だった。恋人や配偶者がいる人のほうが幸せであることは明らかだ。恋人や配偶者のいない男女の同割合は43.96%。幸せになりたいなら、早く恋人を見つけたほうが良さそうだ。

友人が増えると幸福感もアップ

過去1年、「幸せ」と感じていた人のうち、40.90%が「友人が増えた」と答え、40.25%が「収入が増えた」、21.83%が「自信が強まった」、13.02%が「達成感が強まった」と答えた。

14年連続で実施されてきた「中国経済生活大調査」は、郵便配達員が調査アンケート用紙10万枚を配り行われてきた。今年は、中国国際航空、南方航空、東方航空のサポートの下、空の旅をする搭乗者も対象に加わり、合わせて13万枚が配布され、中国の人々のイメージがより生き生きと映し出されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年7月7日

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