生徒が「ドヤ顔」で踊る「覇王別姫」ダンスが話題に 中国

人民網日本語版 2020年06月17日10:27

湖南省懐化市のある小学校の生徒たちがこのほど、女性教師の指導の下、歌手の屠洪剛が歌い、かつて一世を風靡した「覇王別姫」の曲に合わせて、教室でダンスを踊る様子を捉えた動画がネット上で大きな話題となっている。扇子を手にした生徒たちが曲に合わせて時に凛々しく、時に優雅なダンスを披露している。中央テレビニュースが報じた。

農村出身の子供たちに自信を持ってもらうため

女性教師の名は曾悦渓先生。クラスの団結力を高めようと、自らダンスの振付を行った。

その当時、彼女のクラスには農村出身の生徒がおり、彼らは恥ずかしがり屋で、自信がなく、なかなかクラスに溶けこめず、曾先生は頭を悩ませていた。そこで生徒たちが興味を感じるような詩の朗読や休み時間の活動をクラスの特色として、クラス活動に盛り込むようにしていったのだという。

そして、4年が経ち、元々動きがぎこちなかった男子生徒2人は学校の国旗掲揚チームに加わり、とてもおとなしく、恥ずかしがり屋だった女子生徒がクラス委員になるというように、クラスの雰囲気も少しずつ変わり始めた。

今年に入り、新型コロナウイルスの感染状況の影響で、休み時間に行う全体での体操が無くなってしまったため、曾先生は、教室内でもできるダンスを編み出した。

「『覇王別姫』をダンスの曲に選んだのは、子供たちに人生における『覇者』になってほしいから」と曾先生。

ネットユーザー「子供たちがみんなドヤ顔!」

動画を見たネットユーザーたちもこの教師と子供たちの溢れる「自信」に感化されたようで、「子供たちがみんなドヤ顔。自信って本当に大切」、「とってもパワーあふれている!ユニークだし、力がみなぎってる!」などのコメントを寄せている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年6月17日

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