米ワシントン大学保健指標・保健評価研究所(IHME)は15日、医学誌「ランセット」において、世界の人口は今世紀後半に減少に転じると予測する研究成果を発表した。これは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の出資で行われ、21世紀を通して「人口は持続的に成長する」と予測した研究に対して疑問を呈するものだ。世界人口は2064年にピークの97億人に達し、その後減少に転じ、2100年には88億人に減少すると、今回の研究では予測されている。中華網が伝えた。
研究によると、日本・スペイン・イタリアなど一部の国家では、人口が半減し、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の人口は、今後80年で2倍増加する見込み。高齢者人口は若年者人口を上回り、2010年時点で、65歳以上の高齢者人口は24億人、20歳以下は17億人になると予測されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年7月16日