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「悟空杯」中日韓青少年漫画コンテスト2020の始動セレモニーが北京で開催

人民網日本語版 2020年07月24日13:23
「悟空杯」中日韓青少年漫画コンテスト2020の始動セレモニーが北京で開催
挨拶する中国外文局の副局長、総編集長・高岸明氏。(画像は主催者が提供)

昨年の「第8回中日韓首脳会談」で開催合意に至り、中日韓の青少年の人的・文化交流を促進することを目的とした「悟空杯」中日韓青少年漫画コンテスト2020の始動セレモニーが7月23日、北京で開催。オフラインの会場とオンラインをシンクロさせた新たなスタイルでの開催となった。人民網が報じた。

中国外文局副局長、総編集長の高岸明氏、外交部(外務省)アジア司の薛剣副司長、在中国日本大使館広報文化センターの藤岡謙一参事官、在中国韓国大使館の金万洙文化広報参事官、コンテストの審査委員代表らがセレモニーに出席し、挨拶した。

高岸明副局長は挨拶の中で、「上半期は世界でも猛威を振るった新型コロナウイルスに直面した。そのような背景の下、中日韓三方のコンテスト組織委員会が新型コロナウイルスがもたらした苦境を克服し、心を一つにして協力しコンテストの準備を進め、今日、無事始動することができた。私たちの手を携えてイベントを成功させようという決意と、自信の表れだ」としたほか、同コンテストの位置付けや発展の方向性を説明し、「2016年から2019年にかけての期間、私たちは、中日韓の関連機関と連携して、『悟空杯』を2度開催し、漫画を通して、中国と外国の人的・文化交流を推進する優れた效果と明るい見通しを目にすることができた。今年の悟空杯では初めて、中日韓の青少年にスポットを当て、優秀な作品を募集すると同時に、研学、交流、創作、育成、原作関連、開発など、豊富で多彩な交流、協力の機会を提供している。3ヶ国の漫画の分野のオリジナル生態プラットホーム、人的・文化的交流プラットホームになることを期待している」と語った。

薛副司長は挨拶の中で、「報道によると、2019年、中国の二次元(アニメ・漫画・ゲームなどを総じたジャンル)ユーザーは3億人を超えた。3ヶ国の青少年が今回のコンテストを通して、友情を築き、漫画を通して3ヶ国の友好、協力の物語を描き、3ヶ国の協力のより素晴らしい未来を描き出すことを望んでいる」と語った。

藤岡参事官は挨拶の中で、コンテストが無事開幕したことを祝福し、「新型コロナウイルスの影響により、日中韓の文化交流が一時的に各地で延期になったり、一時的に停止したりしている。悟空杯の開催は警戒したムーブを打破するきっかけとなる。今回のコンテスト開催を通して、3ヶ国の漫画の分野の交流、協力がより一層促進されることを期待している」と語った。

また、日韓両国の協力機関の代表や審査委員の代表がビデオ通話を通してセレモニーに出席し、オンラインで挨拶を行った。

またセレモニー会場では、コンテストのマスコットキャラクター「悟空」がお披露目された。「悟空」の顔は、中国の京劇の隈取をモチーフにしており、赤、黄色、青、白、黒の5色を使用。3ヶ国の国旗の色の要素が採用されているだけでなく、東洋文化の価値の追求や哲学の思想が表現されている。赤は勇敢、青は誠実、黄色は知恵、黒と白は対立的事物の統一の弁証法の思想を表している。このデザインには、3ヶ国の青少年が東洋の文化の養分を吸収し、成長し、交流がうまくいくことを期待する思いが込められている。その他、「悟空」は頭に孫悟空の輪「緊箍児」をつけていない。これは、3ヶ国の青少年に、自由な発想で、自由に創作してほしいという期待が表されている。

その他、会場では世界の約10ヶ国の有名な漫画家の新型コロナウイルスとの闘いをテーマにした漫画作品が展示された。

コンテストのオフィシャルサイト:www.wukongcomic.com

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