第3回輸入博 感染症でも企業の意欲健在で契約面積が計画超える

人民網日本語版 2020年07月27日15:12

第3回中国国際輸入博覧会の開幕100日前カウントダウンのブリーフィングが24日に国家会展センターで行われた。そこで明らかにされたところによると、輸入博は現在、各種の準備作業が着実に秩序よく推進されており、消費財、医療、サービスの3つのエリアの出展契約済み展示面積はすでに計画面積を超え、自動車エリアは飽和状態に近づいたという。中国新聞社が伝えた。

中国国際輸入博覧局の孫成海副局長は、「新型コロナウイルス感染症という『大きな試練』を迎えた特殊な年にあって、第3回輸入博を成功させることは中国が揺るぎなく開放を拡大するとともに、世界の企業に中国市場と中国のチャンスを共有してグローバル経済の急速な復興を促進するよう後押しする上で、重要な意義をもつ」と指摘した。

今回の輸入博の企業商業展の展示面積は36万平方メートルで、前回より6万平方メートル増えて20%も増加した。今年の企業商業展には6つのエリアが設置され、それぞれ食品・農産品エリア、自動車エリア、技術装備エリア、消費財エリア、医療機器・医薬保健エリア、サービス貿易エリアとなっている。同時に、世界の注目点や業界の発展トレンドに合わせて、新たに公衆衛生・感染対策、省エネ・環境保護、スマート移動交通、スポーツ用品・競技の4つの専門エリアも設置される。

孫氏によると、「医薬品、医療機器、乳業、化粧品、高級消費財、自動車などの業界の世界ランキング上位10位に入る有名企業の大部分が出展契約をしており、今後3回の輸入博に続けて出展する契約を申請した企業も数十社に上る。多くの企業が新製品、新技術、新サービスをひっさげ、輸入博で『世界初お披露目』や『中国初出展』を行う」という。

孫氏は続けて、「出展企業と各地から訪れるビジネスマンがより多くの達成感を得るようにし、輸入博の誘致力をより一層高めるために、今年は関連政策による支援の度合いが強化された。関連の部(省)・委員会が第2回輸入博での支援政策を延長することを基礎として、新たな支援政策も積極的に検討し、相次いで発表している」と述べた。

感染症の予防・抑制については、第3回輸入博でも十分な準備が行われている。上海市衛生健康委員会の任秦浄副委員長は、「今年は輸入博の会場に初めて発熱隔離エリアと滞在検査エリアを設置し、陰圧救急車を配備する。専門の衛生チームを派遣して会場に配置するとともに、華山病院、瑞金病院、同仁病院など29の病院を輸入博指定病院に確定し、会場での医療保障サービス、緊急事態への対応救援、負傷者の大量受け入れ、感染者の診察・検査・収容治療などに備えて準備を進めている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年7月27日

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