スマート竹ひご分類ロボット、竹製品の生産効率を高める

人民網日本語版 2020年07月29日10:28

4人分の仕事ができ、仕分けのペースは人の10倍で、検査の正確率は99.9%にのぼる…福建省三明市尤渓県の複数の企業を取材したところ、福州大学の「視覚哨兵」チームが独自開発したスマート竹ひご分類ロボットが、企業の人の手による検査効率が低く、作業員の検査ミスや検査漏れが多いといった問題を効果的に解消できることが分かった。科技日報が伝えた。

「視覚哨兵」チームが2018年、尤渓県現地の竹農家と交流したところ、大半の竹製品を成形するための初期材料である竹単板の製作過程が複雑で、生産過程に多くの問題が存在することを知った。例えば現地の竹メーカーが生産ラインの作業員を雇用できず、竹ひごの人の手による検査効率が低く、作業員の検査ミスや検査漏れが多いといった問題があった。これは現地の竹メーカーの経済的効果を直接引き下げ、竹農家の手元にある多くの竹材の販売が滞っていた。

そこでチームは2年の時間をかけ、現地の60万本以上の竹ひごの各種欠陥の写真を集め、独自開発した人工知能(AI)アルゴリズムに基づき訓練模型を構築した。同時にデジタル画像分析技術と自動化技術を結びつけ、スマート竹ひご分類ロボットを開発した。一部の設備は現在すでに福建省や浙江省の複数の工場で正式に使用されている。竹メーカーの実際の問題を解消し、竹農家の収入を増やしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年7月29日

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