中国7月の工業利益は増加率がさらに上昇 自動車の牽引効果大

人民網日本語版 2020年08月28日14:01

国家統計局が27日に発表したデータによると、今年7月には工業企業の利益増加率が引き続き上昇した。1-7月では工業利益の累計減少幅がさらに縮小し、工業経済の運営状況は引き続き好転した。このうち、設備製造業の利益増加が加速し、自動車や電子など重点業界の牽引効果がとりわ目を引いた。中国経済網が伝えた。

7月には、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益総額が5895億1千万元(1元は約15.5円)に上り、前年同期比19.6%増加し、増加率は6月を8.1ポイント上回り、3ヶ月連続で前年同期比増加するとともに、増加率が月を追って上昇した。このうち装備製造業の利益が同44.3%増加し、増加率は6月より30.0ポイント上昇した。自動車業界は販売の回復と投資収益の増加の後押しを受けて、利益増加率が6月の16.9%から125.5%へと大幅上昇した。

国家統計局工業統計司の朱虹シニア・アクチュアリーは、「環境保護標準の変更、インフラ建設投資による牽引、家電製品の輸出増加といった複数の要因に支えられて、自動車、電子などの設備製造業の生産・販売が同じペースで加速し、利益増加率は6月の急上昇の上にさらに上昇した」と述べた。

1-7月には、全国の一定規模以上の工業企業の売上高が55兆600億元に上り、同3.9%減少した。発生した営業コストは46兆4900億元で同3.6%減少し、利益総額は3兆1022億9千万元で同8.1%減少し、減少幅は1-6月より4.7%縮小した。工業大分類41業界のうち、利益総額が前年同期より増加したのは12業界、減少したのは29業界だった。

このうち、1-7月には自動車製造業の売上高が4兆723億8千万元となり、同4.4%減少し、営業コストは3兆4565億9千万元で同4.2%減少、利益総額は2514億5千万元で同5.9%減少した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年8月28日

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