4月の工業利益は2.6％増　経済は安定

国家統計局が26日に発表したデータによると、今年1～4月の全国の一定規模以上の工業企業（年売上高2000万元以上の企業）の利益は1兆7341億3千万元（約34兆6071億円、1元は約20円）に上り、前年同期比1.3％減少し、減少幅は是年同期を1.4ポイント下回った。単月でみると、4月は前年同月比2.6％増加し、3月のマイナスからプラスに転換した。「京華時報」が伝えた。

1～4月の主要産業の利益をみると、採鉱業は864億6千万元で同60.7％増加し、製造業は1兆4822億1千万元で同6.2％増加し、電力・熱・ガス・水の生産・供給産業は1654億6千万元で同17.3％増加した。

同局が発表した過去のデータをみると、3～4月の工業利益は同4.2％減少し、3月には減少幅が0.4％まで縮小し、4月には一定規模以上の工業企業の利益が今年初めてプラスになった。これについて同局工業司の何平アナリストは、「金利引き下げや費用引き下げの政策が徐々に効果を発揮し、4月には企業の利益の支出の伸びが鈍化し、これが企業の財務費用の支出を引き下げ、収益を増加させる上でプラスになった。また4月には一定規模以上の工業企業の生産額の前年同月比実質増加率が5.9％に達し、3月を0.3％上回り、工業の生産と販売が安定的にやや上昇し、こうしたことが企業利益の伸びの回復につながった」と話す。（編集KS）

「人民網日本語版」2015年5月28日