竹内亮氏のドキュメンタリー「私がここに住む理由」が書籍化

人民網日本語版 2021年05月11日08:19

ドキュメンタリー監督の竹内亮氏が制作するドキュメンタリー「私がここに住む理由」がこのほど、初めて書籍化。「我住在這里的N个理由」というタイトルで9日、深セン全国新書首発センターで出版記念イベントが行われた。中国新聞網が報じた。

同書籍には、「私がここに住む理由」中国篇に登場する漫画家やロックバンドのドラマー、サッカーのコーチ、舞台照明家、農業専門家、映画監督、生態学教授、陶芸家、役者、ラーメン屋のオーナーといった主人公20人の物語が収録されている。これらの主人公たちは、家族や仕事、夢、中国が好きといった理由から、中国にずっと住んでおり、書籍ではそうしたエピソードが綴られている。

2020年以降、竹内監督は、「新規感染者ゼロの街-南京」や「お久しぶりです、武漢」、「中国アフターコロナの時代-『逆転勝利の法則』とは」など、中国の新型コロナウイルスとの闘いに関するドキュメンタリーを発表してきた。竹内監督は、「外国人は、中国や中国で生活している一般の人に関する情報をあまり知らない。一般の人の生活の様子を伝え、さまざまな職業や背景の一般の人の日常生活を追跡して記録することで、いろんな国や都市の風俗、文化、いろんな職業の様子を理解してもらいたい」と話す。

新型コロナウイルス関連の作品とは異なり、ドキュメンタリー「私がここに住む理由」は、竹内監督の一種「ワイルド」なスタイルが反映されている。同作品のスタッフは、無報酬で、スポンサーもなければ、融資もなく、自力で資金を調達して製作しているからだ。

竹内監督は、「ありのままの様子を記録するというチャレンジで、少しずつ偏見を取り除くことができるかもしれない。日本の文化を中国人に紹介するほか、中国のおもしろい文化を日本、ひいては外国の若者に伝えたい」と語っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年5月11日

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