中国中央テレビ(CCTV) と新疆維吾爾(ウイグル)自治区党委員会宣伝部が共同で製作した全8話からなるドキュメンタリー「中国新疆之歴史印記」の発表会が25日、北京で開催された。同作品は、重大な考古学的成果を通して、新疆ウイグル自治区の歴史を紹介している。人民日報が報じた。
製作者によると、新疆ウイグル自治区は、気候や地理的環境が独特で、これまでずっと、考古学や歴史研究にとって重要な地域となってきた。製作チームは、同自治区全域、及び陝西、甘粛、河北、北京などに足を運んでロケを行い、関連の文化財や文献200点以上を撮影。さらに、90ヶ所以上の遺跡や歴史的建造物を撮影し、考古学的成果を通して、同自治区がその昔から中国の領土の一部であったことを裏付け、中華民族共同体と中華文明の多元一体構造が形成され、発展した過程を描き出している。
多くの貴重な文化財のうち、国家図書館に所蔵されている「清乾隆内府輿図」や、新疆ウイグル自治区ロプノール県の2019年の考古学的発見である唐の時代の安西大都護府軍鎮の遺物約1000点、トルファン市吐峪溝(トユク)の唐の時代の仏教・壁画などはいずれもテレビ初登場となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月27日
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