民政部(省)は、19日に開いた記者会見において、「国務院の認可を経て、『省を跨ぐ』婚姻届手続きの試行事業が6月1日からスタートする。試行場所では、大陸部住民が婚姻届手続きを行う場合、わざわざ戸籍所在地に戻って処理する必要がなくなる」という通知を発表した。中央テレビ局ニュースが報じた。
具体的な試行内容は次の通り。
遼寧省、山東省、広東省、重慶市、四川省において、大陸部住民の婚姻届および離婚届手続きにおける「省を跨ぐ」手続きの試行を実施する。また、江蘇省、河南省、湖北省武漢市、陝西省西安市では、住民の婚姻届について、「省を跨ぐ」手続きの試行を実施する。
大陸部住民の婚姻届および離婚届手続きは、従来は当事者のいずれか一方の戸籍所在地にある婚姻届提出機関で手続が行われていたが、今後、試行場所では、当事者のいずれか一方の戸籍所在地あるいは居住地の婚姻届提出機関での手続きが可能となる。「省を跨ぐ」婚姻届手続きの試行期間は、2021年6月1日から2023年5月31日までの2年間とする。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年5月20日