中国有人宇宙事業弁公室の情報によると、モニタリング分析の結果、「長征7号遥3」キャリアロケットの最終段の残骸が15日午後4時49分(±1分)、大気圏に再突入した。落下エリアの中心点は南太平洋の海域(西経129.4度、南緯16.5度)で、ほとんどの部分が再突入の際に燃え尽きた。中国新聞網が伝えた。
中国は5月29日に文昌航天発射場で、長征7号遥3ロケットを使い宇宙貨物船「天舟2号」の打ち上げに成功した。中国の宇宙ステーションの「天和」コアモジュールが初の「来客」を迎えた。
長征7号は中国の宇宙ステーションプロジェクトの宇宙貨物船打ち上げ向けに開発された次世代中型キャリアロケットであり、親しみを込めて天舟宇宙貨物船の「専用列車」と呼ばれている。宇宙ステーションの軌道上建設任務計画によると、中国は今年と来年に4回の宇宙貨物船打ち上げを含む11回の飛行任務を連続的に実施する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月16日