中国共産党創立100周年

大卒者の賃貸住宅データ 「通勤1時間までOK」が4割超

人民網日本語版 2021年06月23日13:52

(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。

今年も卒業シーズンがやって来た。毎年の5月から8月にかけては、大卒者の部屋探しがピークを迎える。「第一財経」が伝えた。

不動産情報サイトの58同城と安居客がこのほど発表した「2021年大卒者就職・居住調査研究報告」によると、58安居客不動産研究院の調査に回答した2021年の大卒者のうち、80.5%が「部屋を借りる必要がある」と答え、このうち36.5%が「すでに部屋を借りた」という。新一線都市では、「部屋を借りる必要はない」が22.3%に上り、一線都市の11.7%を上回った。

家賃はどれほどの負担か。貝殻研究院が22日に発表した「2021年卒業シーズン不動産賃貸インサイト報告」によれば、21年度卒業シーズンの家賃指数トップ10都市は、北京、上海、深セン、杭州、広州、珠海、南京、蘇州、厦門(アモイ)、東莞だった。同指数は1物件の一ヶ月あたりの平均家賃を基礎として標準化処理を行ったもので、指数が高いほど家賃が高いことを示す。

一般的には、経済のファンダメンタルズが好調で、産業の基礎がしっかりし、人材を誘致する力の高い都市ほど、家賃水準も相対的に高い。インサイト報告のデータによれば、一線都市の同家賃は約4394元(1元は約17.1円)、新一線都市は約2097元、二線都市は約1794元で、家賃の違いと都市の活力度には高い相関性があることがわかる。

卒業したばかりの若者たちと卒業を迎えている若者たちは、家賃に対し相対的により敏感だ。調査によると、回答者の92.3%が「受け入れられる家賃の限度額は3千元」とし、そのうち「1001-2000元」が42%を占めた。これはつまり、一線都市で一人で1つの物件を借りるのを念頭に入れておらず、基本的にルームシェアのスタイルが中心になるということを意味する。統計データを見ると、21年の卒業シーズンには、一線都市のルームシェアでの1部屋当たりの家賃が2千元に達している。

賃貸時の受け入れ能力は、家賃の金額より収入に占める家賃の割合によく表れる。調査の結果によると、回答者の89.1%が「出せる家賃は収入の3割まで」と答えた。都市別に見ると、北京、上海、深セン、杭州、珠海、広州などは家賃負担が多く、収入の3割を超えた。都市の等級別に見ると、一線都市の収入に対する家賃の割合は約39.23%、新一線都市は約24.09%、二線都市は約22.58%だった。つまり、一線都市の大卒者は毎月の家賃が収入の4割近くを占めるということになる。

大学を卒業した若者たちが受け入れ可能な通勤時間はどれくらいか。調査によると、43.6%が「1時間まで」と答え、33.2%が「30分以内」とし、「1時間半以上」とした人は少なかった。一線都市で奮闘する大卒の若者たちは、家賃や交通手段などの要因を考慮して、他都市よりも長い通勤時間を受け入れられる。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年6月23日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング