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新型高速列車「復興号」がリニューアル、新たな変化とは?

人民網日本語版 2021年06月24日08:07

画像は国鉄集団が提供

全国鉄道第3四半期運行ダイヤの実施に伴い、スマート高速列車「復興号」が25日、京滬(北京-上海)高速鉄道、京広(北京-広州)高速鉄道、京哈(北京-哈爾浜<ハルビン>)高速鉄道、徐蘭(徐州-蘭州)高速鉄道、成渝(成都-重慶)高速鉄道で運行開始し、サービス機能がさらに最適化される。中国新聞網が伝えた。

復興号はどのような外見をしているのだろうか。どのような異なる体験を提供するのだろうか。国鉄集団の関係責任者が22日午前、その秘密を明かしてくれた。

■バリアフリー車両を特設

復興号は8両編成の場合は4号車に、17両編成の場合は8号車にバリアフリー車両を特設し、より広いドア、バリアフリートイレ、車椅子を置くスペースを配置。サービス施設には点字を追加し、障害者の移動をより良くサポートする。

最適化された後、復興号の施設がより整備されるようになる。先頭車両のデザインを一新し、運転士の搭乗ドアを追加し乗り降りを便利にした。運転士がビジネスクラスの車両から運転室に入ることで、旅客の休憩の妨げにならずに済む。また先頭車両はデザインを改善し空気抵抗を3−5%下げることができる。

車内販売もより便利になる。食堂車に自動販売機を1台増設し、セルフサービスで果物、飲み物、お菓子などを提供する。乗客は今後、携帯電話でバーコードをスキャンするだけで各種商品を購入できるようになる。

■5G技術に基づくWi-Fi

旅客にとって、復興号は従来の列車よりも快適だ。17両編成列車は5G技術に基づく車内Wi-Fiを採用。沿線の5G電波が届くようになるに伴い、旅客により高品質の音声通話とモバイルネットワークサービスを提供する。

インバータ技術を採用した列車のエアコンは、気温の調整がより正確になり、騒音がより小さくなり、車内がより静かになる。旅客がより快適になるばかりでなく、エネルギー消費を10%削減できる。

車両の上部には29インチのワイドテレビを設置。左右のディスプレイが同時に列車の運行情報と娯楽番組を放送できる。また列車には「静音車両」設定機能が増設されており、運営の需要に基づき柔軟に「静音車両」に設定できる。

スマート照明を設置したトイレは、人を感知すると自動的に明るさを調節するとともに、「喫煙禁止」と音声で注意を促す。

■列車運行がよりスマートに

最適化された後の復興号のスマート運営・メンテナンス水準がさらに向上する。イーサネットによる列車制御、車載安全モニタリングなど9件のスマート運営・メンテナンスと監視システムを採用し、列車の運行や安全監視などのスマート化水準をさらに高めている。

車内ネットワークと車内動画の連動により、火事、定員超過、旅客による緊急ボタン使用、ドアの異常などの警報が出ると、車内動画と連動し警報を出し、速やかに故障を確認・処理できる。こうすることで故障によるさらなるリスク拡大を防止できるだけでなく、列車の走行途中の故障処理の効率も高めている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月24日

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