短期滞在の外国人もデジタル人民元決済が可能に

人民網日本語版 2021年07月19日16:25

中国人民銀行(中央銀行)は16日に公式サイトで、「中国デジタル人民元の研究開発進展白書」を発表した。それによると、銀行口座を持たない人はデジタル人民元ウォレットを通じて基本的金融サービスを利用できる。これにより中国に短期間滞在する海外居住者は、中国国内の銀行口座を開設しなくても、デジタル人民元ウォレットを開設して中国での日常的な決済ニーズに対応することが可能となる。「北京青年報」が伝えた。

人民銀行は法定デジタル通貨の研究開発を非常に重視している。現在、開発テストはグランドデザイン、機能の研究開発、システムの調整テストなどの準備がほぼ完了し、安定、安全、コントロール可能、イノベーション、実用的との原則を遵守し、一部の代表的な地域を選んで試行テストが展開されている。

2021年6月30日現在、デジタル人民元のテストシーンは132万ヶ所を超え、暮らしの中の各種料金支払い、外食サービス、移動交通、ショッピング・消費、公共サービスなどの分野をカバーするようになった。個人ウォレットの開設数は2087万件あまり、法人ウォレットは351万件あまり、累計取引件数は7075万件を超え、取引金額は約345億元(約5850億円)に達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月19日

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