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人材を誘致するためにネット大手は今年どんな手を打つのか? (2)

人民網日本語版 2021年07月23日14:35

募集規模が過去最大に 複数のポジションで初めて新卒者を採用

「新卒大学生に113種類のポジションを用意しており、そのうち45種類は初めて新卒者から採用する」。阿里巴巴(アリババ)は今月19日、2022年度新卒者を対象にした大学での採用活動をスタートした。アリババにとって過去最大規模のキャンパス採用活動になるという。

アリババの童文紅最高人事責任者(CHO)は、「毎年、活力にあふれる新卒者がアリババに入社し、これら若い人たちは各事業分野で活躍し、今やアリババの中堅パワーになっている」と話した。

それではネット会社が最も人材を必要とするポジションは何か。

アリババの今回の採用活動では、技術以外のポジションが全体の半分以上を占め、広告マーケティングプランニング、空間デザイナー、コンテンツプランニング、サービス運営、越境サプライチェーン運営、顧客サービスロボットトレーニング士などがある。

注目されるのは、今年は科学技術専攻の新卒者に対して、一部の先端技術関連のポジションで初めて新卒者への求人が行われることだ。人材が必要なポジションには、技術標準化エンジニア、シミュレーション設計エンジニア、動画コーデックエンジニア、量子計算科学者などがある。

同時に、美団は21年に新たに6万人を募集し、このうち大学での募集活動では22年度新卒者約6千-1万人を採用する計画で、21年の3千人から大幅に増加している。

騰訊(テンセント)は今月14日、21年キャンパス採用活動製品マネジメント研修生グローバル募集をスタートした。こうした研修生は製品のマネジメントに関連した重要なポジションを実際に体験し、戦略レベルの製品2種類についてそれぞれ1年間ずつ交替で実践経験を積むという。

今年の採用にはいろいろ特別なことがあり、例年のように証明書などの絶対的な条件がなくなった一方で、「一番優れたネット製品を作るという夢を抱いている人」など、応募者に対していくつかの要望が出されている。また最近福利厚生を充実させているネット企業もある。たとえばアリババは社員とその子どもに最高100万元(1元は約17.0円)の医療保険を提供する▽社員の住宅購入に際して申請があれば最高80万元の無利息ローンを提供する▽社員の両親に毎年無料の健康診断サービス「カーネーション」を提供するなどだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月23日

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