中央財経委員会は18日に第10回会議を開催し、共同富裕の促進について話し合った。
会議では共同富裕の基準を明確にし、3つの「多い」によって概括した。1つ目は「人数が多い」で、国民全体が豊かになることが共同富裕であり、少数の人が豊かになることではないとした。2つ目は「内容が多い」で、物質的生活が豊かになることも、精神的生活が豊かになることも必要だとした。3つ目は「ステップが多い」で、共同富裕は画一的な平均主義ではなく、段階的に徐々に実現するべきものだとした。
共同富裕の実現はケーキを作るようなものだ。大きくなければならないうえ、うまく分け合わなければならない。「大きく作る」は質の高い発展に基づき、「分け合う」は制度的な設定に基づく必要がある。イノベーションと教育という2つの「原料」をしっかり使い、新しい「作り方」を絶えず探求して、より多くの人が豊かになるチャンスを創造する。一方で、豊かになる歩みは歩幅が大きくても小さくてもいいし、ペースが速くてもゆっくりでもよく、大事なことは制度的な設定によってリズムを調整し、「先に豊かになった者が後から豊かになる者を導く」を実現することだ。この過程で、効率と公平性との関係をしっかり処理し、所得分配がよりバランスよくなり、最低ラインの保障がより的確にする必要がある。平等に分配し、責任を負い、共同富裕を促進するグランドデザインを絶えず改善し、すべての人がケーキのおいしさを味わえるように努力する。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月18日