第3世代ハイブリッド稲、単位当たり生産量が過去最高を記録

人民網日本語版 2021年09月29日13:20

生産量測定現場。画像は湖南ハイブリッド稲研究センターが提供。

四川省攀枝花市米易県新山傈僳(リス)族郷坪山村で28日に行われた生産量測定の結果によると、湖南ハイブリッド稲研究センターが開発した第3世代ハイブリッド稲「三優2号」の1ムー(約6.7アール)あたり生産量が1085.99キログラムにのぼった。第3世代ハイブリッド稲としては過去最高の単位当たり生産量を記録した。新華社が伝えた。

四川省農業農村庁は、中国科学院、四川農業大学、四川省農業科学院などの機関の専門家を集め生産量測定チームをつくり、実験田の3カ所を抜き取り収穫を行った。1ムーあたり生産量は最終的に1085.99キログラムと測定された。

第3世代ハイブリッド稲「三優1号」は2019年に、湖南省衡陽市衡南県清竹村で一期・晩生水稲の形式により1ムーあたり1046.3キログラムの成果を記録していた。20年には同じ地点で、「三優1号」の二期・晩生水稲の形式により、第3世代ハイブリッド稲の二期作の1ムーあたり生産量が1500キログラムを突破した。湖南ハイブリッド稲研究センターの研究員で、第3世代ハイブリッド稲プロジェクトの担当者である李新奇氏によると、今回の「三優2号」は一期・中生水稲の形式で栽培した。

「三優2号」は広東省、広西壮(チワン)族自治区、湖南省、雲南省など複数の地域に試験栽培モデル地点を持つ。坪山村はそのうち最も優れたモデル地点の一つだ。

「この品種は普通の田んぼで栽培できるほか、(塩性・アルカリ土壌に強い)「海水稲」としてアルカリ性土壌でも栽培できる」。李氏によると、「三優2号」を海水稲として栽培した場合の生産量は多くなく、1ムーあたり300キログラムほどだが、その耐塩性は1%を上回る。一方で、現在の海水稲の耐塩性は一般的には0.3-0.6%の間。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年9月29日

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