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上海の節水耐乾性稲、新疆での試験栽培に成功

人民網日本語版 2021年11月26日14:06

新疆維吾爾(ウイグル)自治区克拉瑪依(カラマイ)市科学技術局が19日に明らかにしたところによると、克拉瑪依市はこのほど品種導入試験の上海節水耐乾性稲「滬旱6220」の収穫と測定を行い、1ムー(約6.7アール)当たり生産量が500キログラム近くにのぼった。同品種は上海克拉瑪依支援指揮部と克拉瑪依市科学技術局の力強い支援、上海市農業生物遺伝子センターの専門家の指導とサポートを受け導入された新品種の耐乾性稲だ。科技日報が伝えた。

上海市農業生物遺伝子センターの専門家の指導とサポートを受け、西部緑洲公司は今年5月中旬に農業総合開発区で面積13.3ヘクタールの節水耐乾性稲実験田を作り、「滬旱6220」「滬旱3032」「滬旱6005」「ZW寧旱-1」「ZW寧旱-2」「ZW寧旱-3」「永旱1号」など十数種の節水耐乾性稲品種を導入し、異なる灌漑量、フィルム、裸地栽培の節水耐乾性稲の生産量への影響に関する試験を行った。

試験結果によると、「滬旱6220」は導入された数多くの品種の中で特に優れていた。比較的節水で、炭素排出量が少なく、1ムー当たりの年間水使用量はわずか500立方メートルと一般的な稲の3分の1に過ぎない。背丈が低く、稲幹は約70センチメートルのみだが太く丈夫で、春の寒さと夏の暑さに耐えられ風にも強い。播種が遅く、成熟が早く、成長期間は120日しかない。種子の使用量が少ないが生産量が多く、粒が丸々としている。一穂籾数が多く、結実率が高く、そして重みがある。

「滬旱6220」は今年12月に上海市農業生物遺伝子センターの海南省の南繁拠点に送り、繁殖育種を行い、来秋に再び克拉瑪依市に戻し、引き続き栽培を推進・拡大する。将来的に双方は節水耐乾性稲の新品種「滬旱6220」の品種認定、モデル栽培、大規模栽培などの作業を行う。また社内で試験的に「高品質農産物拠点」産業チェーン活動を展開し、克拉瑪依市で生産される高品質節水耐乾性稲の米を上海市場に供給する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年11月26日

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