海南省三亜市、世界野生稲遺伝資源バンクを設立へ

人民網日本語版 2021年10月22日15:15

海南省三亜市の関係当局によると、同市は現在、世界野生稲遺伝資源バンクの設立を計画しており、来年バンクで1万点の野生稲遺伝資源を保存する目標の実現を目指す。遺伝資源の保護・開発・利用により良く取り組み、種子産業の振興と農業テクノロジーのオリジナルのイノベーションを推進する。中央テレビニュースが伝えた。

野生稲とは栽培稲とアフリカイネを除く野生品種の総称だ。海南省農業科学研究院と中国農業科学院による海南省の野生稲の調査結果によると、海南省には154の野生稲自然個体群がある。しかしさまざまな理由により、中国の野生稲の野外生息地及び生息面積が現在急減している。野生稲と薬用稲がいずれも「国家重点保護野生植物リスト(第1次)」に入っている。

作物遺伝資源は重要な生物資源であり、農業テクノロジーのオリジナルのイノベーション、種子産業の振興、バイオ技術及び産業発展の源流と源泉でもあるうえ、農業の持続可能な開発、国の食糧安全保障、生態安全、エネルギー安全の戦略的資源だ。野生稲という重要植物資源を効果的に保護するため、中国は国家遺伝資源広州野生稲バンク、国家遺伝資源広西野生稲資源バンク、海南熱帯野生稲遺伝資源バンク、雲南国家高原野生稲資源バンクなどの拠点を相次いで設立し、国による重要野生植物資源の保護に安全保障を提供している。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年10月22日

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