香港特別行政区政府衛生署が20日に発表した統計によると、同日0時の時点で、同地区の新型コロナウイルスの新規感染者は6067人だった。うち、6055人は地区内症例だった。新華社が報じた。
中国大陸部が寄贈した新型コロナウイルス感染症の治療用中医薬15万箱が20日、香港地区に到着した。今後、さらに30万箱以上が数回に分けて届けられることになっている。その他、中国大陸部が提供するKN95マスク2500万枚も段階的に届けられている。
香港特別行政区政府商務・経済発展局の邱騰華局長は、「中央政府が当地区の市民に示す関心、当地区の新型コロナウイルス対策に対する全力での支援に非常に感謝している。香港地区政府は、中央政府の新型コロナウイルス対策の経験を踏まえた指導やマンパワー・物資の支援をできる限り十分に活用して、全力で第5波に対応する決意だ」と語った。
そして、「業務グループは、中国大陸部から届いた抗原検査キットやマスク、薬品、保護用品、医療用品といった大量の医療物資の調整を全力で進め、それら物資が秩序良く香港地区に到着し、関連当局や機構、住民に配布できるよう取り組んでいる」とした。
「早期発見、早期隔離、早期治療」の能力をさらに強化するために、香港特別行政区政府は現在、抗原検査キット1億回分を調達し、指定のハイリスク・特定のグループに優先的に配布する手はずを整えている。中国大陸部が提供した第一陣の検査キット約1000万回分が19日から同地区に続々と到着しており、その他の検査キットも、段階的に届けられることになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月21日