リーナ・ベルやビン・ドゥンドゥンが人々の心を鷲掴みにしているワケは?

人民網日本語版 2022年03月18日16:48

タイムカードを打ってから、パソコンの電源を入れ、まず北京冬季五輪の大会マスコット「氷墩墩(ビン・ドゥンドゥン)」の動画を見るというのが、施晴皓さんが仕事を始める前のルーティンとなっており、冬季五輪開幕以降ずっと続いている。ビン・ドゥンドゥンが転んだり、怒ったりしているシーンを見るのが大好きという施さんは、「ビン・ドゥンドゥンの動画を少し見ると、仕事をしたくないというどんよりした気分がスカッと晴れて、気持ち良く1日のスタートを切ることができる」と話す。中国青年報が報じた。

銀行員の周周さんもビン・ドゥンドゥンの大ファン。3日連続でオンラインショップにはりつき、ビン・ドゥンドゥンのグッズを買おうと頑張ったものの、手に入らなかったという彼女は、「ビン・ドゥンドゥンは、たくさんの外国人の間で人気になった。それを見て、中国人としての誇りを強く感じた」と話す。

ビン・ドゥンドゥンや冬季パラリンピックの大会マスコット「雪容融(シュエ・ロンロン)」は、間違いなく今話題の「時の人」だ。北京冬季五輪が閉幕して間もなく1ヶ月になるものの、微博(ウェイボー)では、ビン・ドゥンドゥンがスポーツの話題ランキングの上位に立ち続けており、その人気度はフリースタイルスキーの谷愛凌(アイリーン・グー)選手やスノーボードの蘇翊鳴選手、 ショートトラックスピードスケートの武大靖選手といった人気選手を上回っている。そのグッズは、入手困難で、実店舗に行って何時間も並ぶ人も大勢いるほか、高いお金を払ってでも手に入れようとする人さえいる。

上海ディズニーリゾートの超人気キャラクターであるリーナ・ベルもビン・ドゥンドゥンに引けを取らない人気ぶりだ。「リーナ・ベルが春の装いに」といったようなちょっとした話題でも、ハッシュタグが付いた話題がSNSの検索のトレンド入りしている。海外に目を向けると、熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンや韓国の国営放送EBSから生まれたゆるキャラのペンスなども、大人気となっている。

では、こうしたキャラクターがこれほどまでに人の心を鷲掴みにしている原因は何なのだろうか?

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