中国国家衛生健康委員会の新型コロナウイルス対策指導グループ・専門家グループのグループ長を務める梁万年氏は6日、中国国務院共同対策メカニズムが開催した記者会見で、「『動的ゼロコロナ』は全域を封鎖管理するという意味ではない。実際にはその逆で、全域を封鎖管理するのをできる限り避けるというのが、『動的ゼロコロナ』が追求している目標の一つだ」と説明した。中国新聞社が報じた。
梁氏は、「オミクロン株の特徴に合わせて、スピーディーに、断固とした態度で、徹底的に関連の対策を講じると同時に、的を絞って、科学的な対策を強化して、対策と社会・経済発展、正常な生産、生活とのバランスを最大限保ち、対策を次々と強化するべきであり、『十把ひとからげ』で画一的に対処するというやり方は避けなければならない」と語った。
その他、「原則的には、感染拡大の早期で、感染経路がはっきりしており、リスクをコントロールできる状況下では、全域を封鎖管理する必要はない。しかし、広範囲で市中感染が発生したり、感染経路や感染源と感染者の関係がはっきりしなかったりし、爆発的な流行や大規模な再流行のリスクが高い状況下では、各方面の要素を総合的に検討したうえで、例えば、封鎖管理の実施やその具体的な範囲、期間、強度などを含めて、さらに厳格な対策を講じるかを決定する必要がある」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月7日