BRICS宇宙協力連合委員会第1回会議が25日夜、オンラインで行われた。中国国家航天局が発表した情報によると、これは同委員会が正式に設立し、BRICSリモートセンシング衛星ネットワーク共同観測及びデータ共有協力の新たなページが開かれたことを示している。中国新聞社が伝えた。
中国国家航天局の張克倹局長が今年度の連合委員会会長に就任。張氏は、「連合委員会の設立は、環境保護、防災・減災、気候変動対応などの分野でBRICS宇宙機関によるより高水準の協力の展開を促進し、データの効率的な共有と活用を実現する」と述べた。
中国国家航天局は2015年、BRICSリモートセンシング衛星ネットワークの協力を提案した。5ヶ国の宇宙機関は2021年8月に「BRICSリモートセンシング衛星ネットワーク協力に関する協定」に共同で署名し、「6衛星・5ステーション」という協力プランを明確にした。
同衛星ネットワークはBRICSの既存の衛星からなっている。中には、中国の高分6号と資源3号02星、中国とブラジルが共同で研究・製造した中国・ブラジル地球資源衛星04星、ロシアのカノープスⅤの1基、インドの資源衛星2号と2号A星が含まれる。中国の三亜、ブラジルのクイアバ、ロシアのモスクワ、インドのハイデラバード、南アフリカのハルトビーストホークの地上ステーションでいずれも衛星ネットワークのデータを受信できる。
今回の会議ではさらに「BRICS宇宙協力連合委員会職権文書」「BRICSリモートセンシング衛星ネットワークデータ交換技術基準」「BRICSリモートセンシング衛星ネットワーク共同観測実施プロセス」が採択された。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月26日