内蒙古(内モンゴル)科学技術研究院生物技術研究所が22日に明らかにしたところによると、有人宇宙船「神舟13号」に搭載された1万2000粒の作物の種子が順調に取り出され、神舟13号への遺伝資源搭載に参加した科学研究機関が次々と実験・試験を開始した。これまでの中国宇宙ステーションキーテクノロジー検証段階の飛行任務では、いずれも宇宙育種実験プロジェクトを設定し、そして神舟12号と神舟13号の帰還モジュールに搭載された88機関の1千点に上る作物の種子や微生物菌種などの宇宙育種材料を持ち帰った。科技日報が伝えた。
中国農業科学院、内蒙古大学、内蒙古農牧業科学院、蒙草生態環境(集団)股份有限公司の科学研究チームなどの機関の遺伝資源が昨年、神舟13号への搭載を認められた。蒙草生態の6種の草の種子の宇宙育種試験が正式に始まっている。
蒙草生態は宇宙育種産業革新連盟を通じ、生産の需要に基づき野生の大麦とオオウシノケグサの6種の種子(計50.5グラム)を搭載した。2020年に6種の草の種子が月探査機「嫦娥5号」の宇宙変異誘発を終え帰還したことに続き、蒙草生態は再び宇宙育種試験を展開することになった。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月23日