夏休みシーズンも半ばを過ぎた。8月1日にオンライン旅行会社の途牛旅遊網が発表したデータによると、今年の夏休みの前半は、避暑・納涼の旅行、家族旅行などのニーズに後押しされて、観光市場が急速に回復する様子を見せ、長距離旅行と団体ツアーの回復ペースがいずれも加速した。それに対し、後半は家族旅行が引き続き活発になる可能性がある。
7月の状況を見ると、7月31日現在、同網の7月の予約件数は前月比112%増加し、旅行に出かけた人は同146%増加した。
観光客の居住地を見ると、一線都市と新一線都市の居住者は旅行への意欲が特に強く、うち2022年夏休み観光客居住地都市ベスト10は南京、上海、杭州、広州、北京、天津、深セン、武漢、成都、済南だった。7月は家族旅行の繁忙期で、予約全体に占める割合は36%に達し、家族旅行市場のニーズが顕在化され、今年の夏休み観光市場の回復を大きく促進する役割を果たした。
これと同時に、旅行の移動距離がさらに長くなった。同網のデータによれば、7月は国内長距離旅行商品の予約が57%で半数を超えた。今年の長距離観光の人気目的地は雲南省、海南省、四川省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、貴州省、内蒙古(内モンゴル)自治区、湖南省、山東省、広西壮(チワン)族自治区、福建省で、中でも雲南と新疆の一部の人気景勝地は段階的な「追随」の流れにより観光市場が活況を呈し、たびたび検索トレンド入りした。
特筆すべきなのは、今年の夏休みは団体ツアーの回復が加速したことだ。同網のデータでは、航空券やホテルだけの予約を除いたパッケージ商品の予約状況だけを見ると、団体ツアーの占める割合が44%に達し、以下、個人旅行が29%、ドライブ旅行が19%だった。
同網の指摘によると、上半期は個人旅行とドライブ旅行が人気だったが、さまざまな優遇政策や夏休みシーズンの到来を受けてのもので、団体ツアー市場の回復ぶりが目立つ。同時に、旅行者の安全意識の一層の高まり及び消費ニーズの持続的な向上により、今年の夏休みは最大8人までのプライベートオーダーメイドの団体ツアーがますます注目を集めている。
8月の予約状況をみると、現時点で同網の8月の予約のうち、家族旅行の割合が40%を突破し、夏休み後半の旅行市場の回復を牽引する可能性があるとみられ、中でも長距離の家族旅行の予約が62%に達したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月3日