中国の計算力インフラ整備加速 ここ5年の産業成長率が年間30%超

人民網日本語版 2022年08月01日15:43

計算力インフラの整備が加速するにつれて、中国の計算力産業の規模はここ5年、年間平均30%超のペースで成長し、産業エコロジカルがほぼ形成されている。中国新聞社が伝えた。

7月30日に開幕した中国計算力会議2022で、中国工業・情報化部(省)の張雲明副部長は、「中国のデータセンターで使用中の19インチラックは590万台以上で、サーバーの数は約2000万台に達している。計算力の総規模は150 EFLOPS(EFLOPSとは、浮動小数点演算を1秒間に100京回行うことを示す単位)となっている」と説明した。

中国工程院の鄔賀銓院士によると、2021年、世界の計算力の分布を見ると、米国が31%、中国が27%を占め、以下、日本、ドイツ、英国と続いている。基礎、スマート、スーパーコンピュータの3種類の計算力を見ると、米国はそれぞれ35%、15%、30%を占めているのに対して、中国はそれぞれ、27%、26%、20%となっている。ここから、米国は基礎計算力をメインとしており、スマート計算力の面では中国が米国を大きく上回っていることが分かる。

計算力インフラは、同産業の急成長を推進している。中国計算力会議2022で明らかになったデータによると、中国の同産業の規模は加速しながら拡大しており、ここ5年は平均30%以上のペースで拡大し、その規模は世界2位となっている。2021年、中国の計算力の中核産業は1兆5000億元(1元は約19.7円)規模、関連産業は8兆元規模以上にまで拡大した。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年8月1日

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