
中国航空工業集団第一飛行機設計研究院が開発した大型太陽光ドローン「啓明星50」が9月3日、陝西省楡林市で初飛行に成功した。啓明星50は同日午後5時50分に離陸し、26分飛行したあと午後6時16分に安定的に着陸した。同機のコンディションは良好で、各システムが正常に作動し、初飛行任務を無事完了した。中央テレビニュースが伝えた。
啓明星50は航空工業集団が開発した初の超高アスペクト比高空低速ドローンで、初めて双胴機構造を採用した大型ドローン、初の太陽光を唯一の動力源とする全電力大型ドローンプラットフォームだ。同機は高空を連続飛行できる大気衛星で、高効率、クリーン、グリーン、環境にやさしい太陽光を利用し、長時間の滞空・飛行が可能で、高空偵察、森林火災モニタリング、大気環境モニタリング、地理測量、通信中継などの任務を遂行できる。

今回の初飛行の成功は、大型太陽光ドローンの発展と型式認証に向けてしっかり基礎を固めた。中国の新エネ分野、複合材料分野、飛行制御分野などのキーテクノロジーの発展をさらに推進し、中国の近宇宙及び遠洋で任務を遂行する能力を高めることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月5日
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