中国人民銀行(中央銀行)は9日、2022年第3四半期(7-9月)の都市部の預金者を対象としたアンケート調査の報告書を発表した。それによると、人民銀行は同期に全国50都市で都市部預金者2万人に対するアンケート調査を行った。その結果によると、同期の預金者の収入満足度指数はそれまでの低下傾向から上昇傾向に転じ、貯蓄意欲は引き続き高かったという。
同期の収入満足度指数は前期比2.5ポイント(p)上昇の47.0%だった。そのうち、「収入は増える」とした人は同1.4p増の12.2%、「ほぼ変わらない」は同2.2p増の69.7%、「減る」は同3.6p減の18.1%だった。収入信頼感指数は同0.8p上昇の46.5%だった。
消費意欲について調査したところ、「より多く消費する」とした人は同1.0p減の22.8%、「より多く貯蓄する」とした人は同0.3p減の58.1%、「より多く投資する」とした人は同1.2p増の19.1%だった。人気の投資方法の上位3位は、「銀行・証券会社・保険会社の資産運用商品」、「基金信託商品」、「株式」で、この3種類を選んだ人の割合は順に45.6%、23.2%、16.2%だった。
今後3ヶ月間に支出が増える見込みの項目について、回答した割合が高かった方から順に並べると、「教育(30.0%)」、「医療・ヘルスケア(27.2%)」、「高額商品(19.4%)」、「社交・文化活動と娯楽(18.8%)」、「旅行(17.3%)」、「住宅購入(17.1%)」、「保険(14.1%)」となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年10月10日