中国共産党第20回全国代表大会

科学研究に積極的に参加する中国人女性科学者が増加中

人民網日本語版 2022年11月15日10:28

第5回世界トップクラス科学者フォーラム「她(女性)」フォーラムで、中国科学院文献情報センターとエルゼビアが共同建設する科学研究評価実験室が、中国で初めて性別に基づき中国の科学研究環境を解読する研究報告書「性別の視点から見る中国の科学研究者の素顔」(以下、「報告書」)を発表した。中国青年報が伝えた。

報告書は性別に基づき、16万人を超える中国の科学研究者の2005−2019年までの科学研究アウトプットを分析し、エルゼビアのScopusデータバンクの論文データと結びつけ、学術的影響、分野の特徴、科学研究の役割、科学研究協力、科学研究基金申請などの各項目に分け、中国女性科学者の現状を分析した。

報告書によると、現段階では男性科学研究者の数が女性を遥かに上回っているが、女性の割合が年々上昇している。男女比の変化を見ると、女性は2005年の13%から2019年の27.7%まで上がり、14.7ポイント増加している。

報告書によると、各学科・分野の研究に積極的に参加する中国女性科学研究者が増えており、科学研究分野別の男女比の差が徐々に縮まっている。2005−2009年と比べると、2015−2019年には各学科の男女比の差が大幅に縮まり、生命科学及び医学分野で差が最も小さくなった。

また、学術的影響力を見てみると、その男女差に目に見えた差は見られない。2015−2019年の学術アウトプットを例とすると、男性の論文の影響力指標は1.22ポイントで、女性は1.13ポイントだった。この差の小ささは、女性による科学研究成果が男性とほぼ同等に注目されていることを意味する。具体的に学科別に見てみると、女性は生命科学と医学分野で優れており、特に神経科学と薬理学が優秀だった。物質科学、コンピュータ科学、ハードテクノロジーなどの分野における女性の学術的影響力は男性を下回っていた。

報告書によると、女性科学研究者の共同執筆者の数は男性よりも多く、また女性主導の科学研究チームの規模も男性より大きかった。一方で男性科学研究者は国際協力においてより活発な働きを見せていた。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年11月15日

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