甘粛省蘭州市に住む画家の李海明さん(60)は、甘粛省掐絲琺瑯壁画の代表的な継承者で、これまで36年間にわたり、「掐絲琺琅画」の制作を続けてきた。そして敦煌やシルクロード、黄河といった要素をテーマに、甘粛省の多元的な文化を作品の中に盛り込んできた。中国新聞網が伝えた。
「掐絲琺琅画」は、伝統的な景泰藍工芸品に創意工夫を加えて独自のスタイルを生み出し、宮廷御用達の琺瑯技術を用いて描き出した特殊な絵画。主に金糸と藍晶石の釉薬で制作し、十数もの手順からなる全工程は全て手作業となっている。なかでも白描(下絵作成)、掐絲(金糸をはめ込む作業)、着色が最も重要な作業となっており、この3つの工程はそれぞれ「掐絲琺琅画」にとっての魂、骨格、血肉と称されている。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年12月7日