深センに本社を置く中国広核集団有限公司(中広核)は10日、「中国西部地域で1基目の原子炉「華竜1号」である中広核広西防城港原発3号機が同日午後8時29分に電力網接続に成功した。これは同原子炉が発電能力を備え、商業運営に向けて再び鍵となる一歩を踏み出したことを示している。今後は計画に基づき一連の試験を行い、原子炉の各種性能が商業運営条件を備えるかをさらに検証する」と発表した。新華社が伝えた。
防城港原発1期プロジェクトの原子炉2基が2016年に商業運営を開始し、すでに累計で1000億kWh超のクリーン電力を送電している。2期の3・4号機は中国独自の第3世代原発技術「華竜1号」を採用し、秩序正しく建設を推進している。現時点では、中広核の傘下では計7基の「華竜1号」原子炉が建設中だ。
中広核防城港原発プロジェクトは100万kW級の原子炉を6基建設する計画だ。6基の全面的な完成後、毎年480億kWhのクリーン電力を提供する見込みで、同等規模の石炭火力発電所と比べると、標準石炭消費量を毎年1439万トン、二酸化炭素排出量を約3974万トン削減できる。これは面積10万8000ヘクタールの植林に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月11日