「2021年海外原子力工業・技術の重要な発展動向」が発表

人民網日本語版 2022年06月30日14:29

中国原子力学会、中国原子力戦略計画研究総合院(中国原子力シンクタンク)、中国原子エネルギー科学研究院の3機関は29日、北京で「2021年海外原子力工業・技術の重要な発展動向」の合同発表会を行なった。中国新聞社が伝えた。

同「動向」によると、各国はいずれも原子力を「二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラル」の目標を推進するための重要なソリューションの1つと見なし、稼働中の原子炉の寿命の延長、大型の加圧水型原子炉の改善計画を推進すると同時に、小型炉、高速炉、核融合炉、事故耐性燃料などの先進的な原子力技術を積極的に発展させ、原子力発電の安全性と経済性を高め、原子力の持続可能な発展を確保しようとしているという。

同「動向」は、米国、英国、オーストラリアが3ヶ国間安全保障パートナーシップ「AUKUS」を創設し、米英によるオーストラリアの潜水艦8隻の建造への支援を含む複数の先進的防衛技術協力を展開すると提唱したことについて、これは核兵器国から非核兵器国へ非爆発性軍事用原子力技術の移転の先例となり、核拡散をさらに進行させ、世界・地域の安定を悪化させ、軍備拡張競争を進行させるものであるとの見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年6月30日

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