国家原子力安全局副局長で、原発安全監督管理司の湯搏司長は第29回原子力工学国際会議(ICONE)の開会式で、「2022年6月現在の中国の稼働中の原子炉は54基、建設中の原子炉は23基で、稼働中・建設中の原子炉数で世界2位になっている」と説明した。新華社が伝えた。
中国原子力学会の王寿君理事長は開幕式で、「30数年の発展を経て、中国の原発技術が大きな進歩を遂げた。中国は現在、第3世代原発技術「華竜1号」と「国和1号」を持ち、大型先進加圧水型原子炉及び高温ガス炉の研究開発を持続的に推進しており、陸上商用モジュール化小型炉の建設が始まっている。ナトリウム冷却高速炉、溶融塩原子炉、核融合炉などの先進的な原子力システムのキーテクノロジーの研究開発で新たなブレイクスルーを達成した」と述べた。
ICONEは米国機械学会と日本機械学会が1991年に共同で発起した原子力工学分野で最も重要な国際学術会議だ。中国原子力学会は2005年に会議の主催者の一つになった。
第29回ICONEは8月8日−12日にかけて北京市と深セン市で開催され、テーマは「原子力のイノベーションでカーボンニュートラルの未来を支える」で、20数ヶ国の1200人余りの専門家・学者が出席した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月19日