各種海上試験目標任務を無事完了した世界初のスマート型無人システム科学調査母船「珠海雲」が12日、母港の珠海高欄港三一海工埠頭に停泊し、正式に引き渡しされ、使用開始された。中国新聞網が伝えた。
建造を担当した南方海洋科学・工学広東省実験室(珠海)が明らかにしたところによると、「珠海雲」の全長は88.5メートル、型幅は14.0メートル、型深さは6.1メートル、設計排水量は約2100トン、最大航行速度は18ノット、経済速度は13ノット。同船には幅広い後甲板があり、複数種類の観測装置の空中、海上、潜水無人システム装備を搭載でき、海洋測量、海洋観測、海上巡回点検、一部の調査・サンプリングなどの総合的海洋調査任務を遂行できる。
「珠海雲」はさらに中国船級社が配布した1枚目の「i-ship(No,R1,M,I)」スマート船舶証書を取得した。その建造は「グリーン・スマート」「無人システム科学調査サポート」「未来感」などの設計理念を貫き、主体設備の国産化率が高く、スマートシステム、動力システム、推進システム、動力推進システム、調査作業サポートシステムなどが中国が独自に開発したものだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月13日