最近、複数の国際機関が2023年の中国経済の成長率予測を相次いで上方修正した。国連は「世界経済状況・予測」の2023年報告書の中で、23年の世界経済成長率は1.9%に鈍化し、中国の経済成長率は4.8%に達すると予測した。国際通貨基金(IMF)は「世界経済見通し」の中で、23年の中国経済成長率を大幅に引き上げて5.2%とし、世界銀行も23年の中国経済成長率は4.3%に達するとの予測を示した。
中国外交部(外務省)の毛寧報道官は1日に行なわれた定例記者会見で記者からの質問に対し、「私たちは関連の報告に注目するとともに、最近になってモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、HSBC、JPモルガン・チェースなど複数の国際投資機関が2023年の中国経済成長率予測を相次いで上方修正したことにも注目している。世界経済フォーラムの2023年年次総会(ダボス会議)の会期中、参加者の間では中国が新型コロナウイルス感染症対策を調整したことはグローバル経済の衰退の可能性を大幅に引き下げ、中国の開放はグローバル経済の成長を支えることになるとの見方が一般的だった。世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長は、中国は世界の成長のエンジンだと発言した」と述べた。
また毛氏は、「私たちは中国経済の発展の見通しに自信に満ちている。今年は中国経済の活力とポテンシャルが十分に発揮され、引き続きグローバル経済に信頼感とパワーを注入するだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年2月2日