中国インターネット情報センター(CNNIC)は北京市で2日、第51回「中国インターネット発展状況統計報告書」を発表した。同報告書によると、2022年12月現在の中国のネットユーザー数は10億6700万人で、21年12月より3549万人増加し、インターネット普及率は75.6%に達した。うちショート動画ユーザー数が初めて10億人を突破し、ユーザーの使用率が94.8%にも達した。中国新聞網が伝えた。
中国インターネット視聴番組サービス協会の周結副事務局長は、「業界の発展に伴い、ショート動画の内容が持続的に豊富になり、ユーザー数の増加とロイヤルティの強化を牽引し、モバイルインターネットの利用時間とデータ通信量を押し上げる主な要因となっている。またショート動画はライブ配信、EC、教育、観光などの業界との相乗効果により、徐々にネットユーザーの生活の全シーンに浸透している」と述べた。
ショート動画プラットフォームは近年、ライブ配信コンテンツの供給を持続的に拡大し、ライブ配信の境界を広げており、多元化の傾向が一層強まっている。無形文化遺産の伝承、知識の普及、農業支援、オンライン求人、オンラインお見合いなどのライブ配信が持続的に成熟している。22年末現在、ショート動画アプリ「快手」のライブ配信には400種類近くの分類があり、うち「農業支援」や「科学教育」などの5種類が最も人気となっている。
同報告書によると、情報通信業の面では、12月現在の中国の5G基地局数は231万ヶ所に達し、モバイル通信基地局全体に占める割合は21.3%となっており、21年12月より7%上がった。
IoT(モノのインターネット)の発展の面では、12月現在の中国のモバイルネットワークの端末接続数は35億2800万台、モバイルIoT接続数は18億4500万台に達し、IoE(インターネットで全てのものをつなぐこと)の基礎が持続的に固められている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月3日