中国の自動運転商用車メーカーの卡睿智行科技有限公司(以下、Corage)はこのほど、日本の住友商事の戦略的投資機関(CVC)である住友コーポレーション・エクイティ・アジアからの戦略的投資を獲得したこと、同期に「欧州で最も優れたベンチャー投資基金」とされるベンテックチャイナからの投資を導入したこと、さらに昔からの株主である上海辰韜資産管理有限公司と日本のPKSHA SPARXアルゴリズム1号ファンドからの支援も続いていることを明らかにした。
中国住友商事グループ新事業開発部の福岡徹部長は、「中国の自動運転業界では、とりわけ物流分野では自動運転商用車が飛躍的な進化を遂げており、Corageには自動運転業界で豊富な経験を積んだ管理・技術チームがあり、複数の物流シーンで自動運転を実現し、今後の発展の可能性に大いに期待できる」と述べた。
Corageは商用車の自動運転技術の開発と商業化の実施に力を注いでいる。自動車の新エネルギー化の推進に力を入れ、自動運転による幹線道路でのポイント・ツー・ポイント輸送を奨励するという国の政策に導かれて、Corageは中国の自動運転商用車の「新エネルギー産業とともに進み」、貨物輸送専用線に重点を置くという新たな路線を業界で初めて打ち出した。この路線の提起と実践により、新エネ商用車の普及が加速し、1兆元(1元は約19.5円)規模の幹線物流市場への自動運転技術の進出が真に実現するものと期待される。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年3月10日