河南、山西、陝西、湖北などで「桃花雪」観測

人民網日本語版 2023年03月17日15:08

寒気が南下した影響で、今月16日早朝から、河南省や山西省、陝西省、湖北省の一部の地域では、雨や雪が降る天気となった。雪が降ったのは、主に陝西省南東部、山西省南部、河南省西部一帯だ。

16日午前、河南省洛陽市ではボタン雪が降り、「河南で雪」が一時、検索ランキングトップに立った。午後になると、省都の鄭州市でも雪が舞う天気となった。同日、河南省の多くの地域で雪が降り、一部の地域ではまとまった雪や大雪が降り、局地的にドカ雪となった。

河南省はここ数日、気温がグッと上がっていたため、木々が花を咲かせ、新緑の美しい春のムードが濃くなっていたものの、今回の雨や雪で気温がまた冬に逆戻りした。

3月に降る雪は中国で「桃花雪」とも呼ばれている。満開に咲いた桃の花が風に吹かれて散る様子は雪が舞うようで、中国の人々は桃の花の季節に舞う雪を「桃花雪」と呼ぶようになったのだ。

1週間前、鄭州の最高気温は30度を突破し、季節外れの「真夏日」まで体験したことは記憶に新しい。ところが16日には「桃花雪」が降り、季節がジェットコースターのように変わっている。また気象現象や雷の観測を見ると、河南省の一部の地域では雷を伴った雪「雷雪」も確認された。

多くのネットユーザーは、「もう3月なのに、雪が降るだけじゃなくて、雷も鳴るなんて異常じゃない?」という声を上げている。中国天気網は、「この時期は高気圧と低気圧が交互にやってくる季節であるため、雪が降るのは極めて正常。過去、4月に雪が降ったこともある」と分析している。また、「雷雪」という気象現象もまたこれまで多く地域で確認されたことがあるという。雪が降る時に、暖かい湿った空気と冷たい空気がぶつかると、強い上昇気流ができ、雷が発生しやすい状況となり、「雷雪」が起きる。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年3月17日

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