滬東中華造船が13日に明らかにしたところによると、中国船舶集団有限公司傘下の滬東中華造船(集団)有限公司が中国船舶工業貿易有限公司と共同で地中海シッピングカンパニー社(MSC)向けに建造した2万4116TEU超大型コンテナ船シリーズの1隻目「MSC TESSA」号がこのほど、中船長興造船拠点で命名・引き渡された。これは世界で完成し引き渡された最大級のコンテナ船で、昨年6月に引き渡された超大型コンテナ船「長益」号の2万4000TEUの積載量を上回った。滬東中華は再び新記録を更新し、世界超大型コンテナ船建造分野を牽引する中国製船舶の地位をさらに固めた。
同船は滬東中華が独自に設計し、完全に独自の知的財産権を持ち、ノルウェー船級協会(DNV)の認証を受けている。全長は399.99メートルで、現在の世界最大の空母を60メートル以上上回っている。型幅は61.5メートルで、甲板の面積は標準的なサッカーコート4面分近くに相当する。型深さは33.2メートルで、コンテナを最大で22階建てビルの高さに相当する25層まで積み上げ、24万トン余りの貨物を積載でき、1度に2万4116TEU積載できる。
初めて気泡抵抗低減システムを採用した同船は、船舶のエネルギー消費量を効果的に減らしているほか、それに相応する3-4%の炭素排出量を削減し、年間で6000トン以上削減できる。初めて車軸発電機システムを採用しており、燃料の消費を効果的に削減し、船舶の燃費性能を示すEEDIを最適化し、温室効果ガスの排出を削減することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月15日