第5回雲台山漢服花朝節のショーに古代衣装を着て登場した男性。(撮影・王克偉)
河南省焦作市の雲台山景勝地でこのほど、漢服を着て花の神を祭る行事「第5回雲台山漢服花朝節」が開幕した。同行事は、芸術や漢詩、水墨画といった要素を取り入れて、没入型の中国情緒あふれる芸術的な空間を演出しており、多くの観光客が訪れている。
演第5回雲台山漢服花朝節のショーに漢服を着て登場した女性たち。(撮影・王克偉)
同イベントでは漢、唐、宋、明などの時代の様々なスタイルの漢服を着た若者ら数百人が、観光客1万人以上と共に、花見や交流を楽しむ趣向が凝らされている。美しい漢服と、春の山々と花々とが「競演」する会場では、千年以上前にタイムスリップしたような気分に浸ることができ、花の神を祭る美しい景色が広がっている。
「第5回雲台山漢服花朝節」が開幕。(撮影・王克偉)
雲台山は近年、文化観光、文化クリエイティブをテーマに、中華の優秀な伝統文化の創造的活用と革新的発展をベースにして、「竹林の七賢」といった文化を活用したオリジナルイベントや大人気商品を次々に生み出している。また、没入型文化観光の新業態を充実させており、漢服関連のイベントには毎年20万人以上が来場している。それらは、全国の伝統文化愛好者の間で大きな話題となり、超人気イベントとなっている。今回の花朝節シリーズイベントは4月初めまで開催されている。毎週様々な文化テーマが設けられ、漢服を着て行う結婚式や、武具体験、礼式・音楽の実演、春のピクニックのような「裙幄の宴」、中国らしさあふれる民族音楽など、特色ある漢服体験イベントが100回以上開催される。(編集KN)
大勢の来場者で賑わう第5回雲台山漢服花朝節。(撮影・王克偉)
「人民網日本語版」2023年3月15日