上海の農家、60数種類のロボットを開発

人民網日本語版 2023年03月29日10:17

「エアコンの効いた部屋でコーヒーを飲みながら農作業ができてしまう」。この非現実的と思われるかもしれない夢物語のようなことは、今や科学技術の発展により現実のシーンになっている。

上海市郊外での実験田で働く新時代の農家たちは7年をかけて研究開発に没頭し、播種から収穫の各段階をカバーする60数種類の農業ロボットを開発した。

上海点甜農業専業合作社の理事長を務める王金悦氏は、7年前にインターネット企業の管理職を辞め実家の農村に戻り、農業ロボットの研究開発を開始した。点甜農業専業合作社が量産した初の農地管理ロボットが2021年5月にラインオフした。実験田から真の農地へと、王氏のチームの長年にわたる努力がついに実を結んだ。

今や王氏のチームが独自に研究開発した旋回耕作ロボット、あぜ作りロボット、播種ロボット、灌漑ロボット、除草ロボット、刈り取りロボットなど60数種類の製品が播種から収穫の各段階をカバーしている。北斗測位システムと5G信号によりロボットの行動の誤差が2センチメートル以内に保たれる。画像認識とビッグデータアルゴリズムにより、除草、方向変換、刈り取りがより正確になっている。

例えば、田植えロボットは北斗測位システム、5G信号、レーザーレーダー、ジャイロスコープなどのセンサーの誘導により、農地の指定位置に移動でき、指令に従い苗を一本一本水田に植えていく。ロボットはあぜの近くに来ると自動で方向変換し作業を続ける。1時間で33.3アールの田植えを行える。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年3月29日

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