中国工程院院士の楊鳳田氏によって提唱された4人乗り水素燃料内燃機関飛行実証機がこのほど、遼寧省瀋陽市の空港で初飛行に成功した。同機には一汽集団が「紅旗」ガソリンエンジンをベースに研究開発した中国初の2.0Lゼロエミッション加圧直噴水素燃料内燃機関が搭載されており、中国が独自に開発した初の水素内燃機関を動力とする一般航空機だ。新華社が伝えた。
同機の翼幅は13.5m、機体の全長は8.2m、高圧水素ガス貯蔵を採用し、水素の貯蔵重量は4.5キログラム、巡航速度は時速180km/h。動力源としての水素には、高発熱量、無公害、多様な資源から作れるといったメリットがある。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月30日