中国航空工業集団有限公司によると、中国の国産大型水陸両用機「鯤竜」AG600M(1003と1006)2機はこのほど、広東省珠海市と湖北省宜昌市から陝西省西安市閻良区に移動し、2023年の科学研究テスト活動を秩序正しく開始し、AG600Mが正式に型式合格証取得に向けたテスト飛行段階に入るのを推進している。新華社が伝えた。
23年はAG600の開発にとって極めて重要な一年だ。AG600の開発は「年内に消火任務遂行能力を持ち、適合性を示すテスト飛行の40%を行う」という目標をめぐり、典型任務シーンのテスト飛行、試験室実証試験と静態機研究開発試験、実証試験、耐空性実証試験、機内搭載完成品鑑定試験を同時に行い、対空性・合格証取得の各種作業を推進する。
AG600は中国の緊急救援体制と国家自然災害予防体制の建設の需要を満たすために開発された重要な航空装備で、中国が初めて民間用耐空性基準に基づき開発した大型特殊航空機だ。AG600MはAG600の最適化機種で、最大離陸重量は60トン、水積載量は12トン、最低水平飛行速度は220km/h、航続距離は4500キロメートル、優れた低空、低速、短距離離着陸性能を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月2日