権威ある機関、トランザクション処理性能評議会(TPC)は30日に公式ウェブサイトで、騰訊(テンセント)クラウドデータバンクのTDSQL性能が世界記録を更新し、1分当たりの取引量が8億1400万件にのぼったと発表した。これは中国の国産データバンク技術の新たなブレイクスルーを遂げたことを示している。中国新聞網が伝えた。
データバンクは国の経済と人々の生活に関わるものだ。人々の日常的な買い物やレッドパケットの受け取りといった身の回りのものから銀行中核システムの安定運営や大量のデータの保存、管理、利用までデータバンクが欠かせない。
TCPが立ち上げたTPC-Cは、世界のデータバンクメーカーが公認する性能評価基準で、データバンク分野の「オリンピック」と称されている。超大型高並行性の極値シーンをシミュレートすると同時に厳しい検査フローと基準を持ち、データバンクシステムのソフト・ハードウェア協同能力に対して極めて厳しい要求を突きつけている。
この課題を克服するため、テンセントクラウドデータバンクは単一機械性能を極限まで最適化すると同時に分布型データバンクの優位性を利用し、1分当たり8億1400万件の取引に成功した。単一ノードは最大180万QPS(1秒間の問合せ処理件数)をサポートする。同時に超高圧の状況下で8時間無振動で安定運営し、変動率はわずか0.2%とTPC-Cの検査要求を遥かに上回った。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月31日