习专栏

砂漠で満開する「エネルギーの花」 新疆

人民網日本語版 2023年06月08日13:41

新疆維吾爾(ウイグル)自治区和田(ホータン)地区洛浦(ロプ)県工業パークの南東方向に、ずらりと並んでいる青色のソーラパネルが輝いている。260MWの太陽光発電プロジェクトが和田地区最大の太陽光発電産業パークである洛浦県太陽光発電産業パークに根を下ろしている。経済日報が伝えた。

和田地区は近年、豊富な太陽光資源及び開発・建設に使える広大な砂漠、岩石砂漠を利用し、クリーンエネルギーの発展に力を入れ、太陽光発電プロジェクトの建設を推進している。

国家電力投資集団公司(国家電投)の総発電設備容量60MWの太陽光発電プロジェクトが2015年、洛浦県太陽光発電産業パークで完成し稼働開始した。年間平均発電量は8000万kWh以上。国家電投新疆エネルギー化工和田有限公司洛浦発電所の田挙雄所長は取材に、「国家電投が新たに建設した200MW太陽光発電プロジェクトが今年2月に系統接続し発電を開始した。年間平均発電量は3億6000万kWhに達する。同プロジェクトは和田地区で稼働中のうち単体としては最大の新エネルギー発電プロジェクトで、標準石炭の消費を毎年11万トン、二酸化炭素の排出量を33万トン削減できる」と述べた。

新疆は中国の重要なエネルギー生産拠点で、太陽エネルギーと風力資源保有量で全国の上位を占めている。今年に入り、新疆は新エネ産業の大規模で質の高い発展を推進し続けている。洛浦県発展改革委員会の曹余勇会長は、「太陽光発電産業パークで建設中の国家電投400MW発電プロジェクトと華潤電力400MW発電プロジェクトは、年内に稼働開始する見込みだ。これらの太陽光発電プロジェクトがすべて完成した後、産業パークの総発電設備容量は3200MWを超え、和田地区の経済・社会の発展に十分なグリーン電力を提供する」と説明した。

和田地区昆岡経済技術開発区(非鉄金属産業パーク)で施工車両が行き来し、パークの建設が秩序正しく進められている。洛浦県党委員会常務委員で、常務副県長の黄湘鵬氏は、「すでに5社がパークに入居しており、うち4社はリチウム産業がメインだ。パークのインフラ整備は8月中に完了し、企業の早期入居の条件を整える見込みだ」と説明した。

和田地区は鉱産資源の種類が豊富で、優位性を持つ鉱産物の埋蔵量が多い。鉛、亜鉛、リチウム、ボーリウムなど複数種類の鉱産資源の埋蔵量で国内上位を占めている。年産20万トン炭酸リチウムプロジェクトは昆岡経済技術開発区(非鉄金属産業パーク)に入居したプロジェクトの一つだ。志存リチウム業集団新疆拠点副責任者の鄒煒氏は、「現地の鉱産資源の優位性と新エネルギーの発展の将来性に期待し入居した。当社はパークで、1期で年産3万トンの炭酸リチウムプロジェクトを建設中だ。現在同プロジェクトの土木工事はほぼ完了しており、今年9月に試験的に生産を行い、エネルギー貯蔵プロジェクトと太陽光発電プロジェクトに川上製品を提供する予定だ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年6月8日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治