乗車カードもQRコードも使わず、手のひらをかざすだけで地下鉄の改札口を通過できる。この掌紋認証という乗車の便利な新スタイルが現在、北京地下鉄大興空港線で実現した。北京日報が伝えた。
地下鉄大興空港線草橋駅では、改札口の他に新しい数台の自動券売機が見られた。その他の券売機と異なり、その画面には「掌紋認証による乗車を設定」という選択肢が追加された。画面の下の方には円形の掌紋認証部があり、サイズは携帯電話のワイヤレス充電器ほどだ。
記者は画面の案内に従い、掌紋認証による乗車サービスの設定を試みた。まず掌紋をスキャンすると、画面にはQRコードが表示された。次に微信(WeChat)のミニプログラムで権限の付与、実名情報の登録を行い、「微信の掌紋認証による決済」を設定した。そしてこのすべてのプロセスを完了すると掌紋認証による乗車サービスを設定できる。
地下鉄に乗車する際に、輪のマークのある掌紋認証改札口を見つけ、輪の中の認証部に手のひらをかざすと、掌紋認証が始まる。認証が終わると輪が緑色に変わり、改札口が自動的に開かれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月15日