中国人が愛するテレサ・テン、生誕60周年 歌声は永遠に (3)
テレサ・テンを追悼するネットユーザー
テレサ・テンがこの世を去って18年もの時が流れた。月日がどのぐらい経とうと、いつの時代であろうと、どの場所にいようと、テレサ・テンがかつて我々にもたらしてくれた愛情を忘れることは出来ない。それは、テレサ・テンを追想すると同時に、実は我々は失われた過去の日々を懐かしんでいるからだ。
80年代に、テレサ・テンが中国の人々を魅了したことはよく知られているが、ネットユーザーの「風雪黄昏」さんは、まさにその時代にテレサ・テンのことを好きになったという。当時姉と共にラジオから流れてくるテレサ・テンの歌声を聴いたときの体験を「テレサ・テンはこの時から時空を隔てた奇妙な夢となった」と表現している。
「joicy」さんは「小さい時に、家に一番たくさんあったCDはテレサ・テンのものだった。そのため、初めに覚えたのは児童歌ではなく、テレサ・テンの「甜蜜蜜(蜜のように甘く)」
や「浮気をしないでね」(路辺的野花■不要采)の歌だった。あの頃、歌をうたうことが本当に好きだった。その後、ありとあらゆる歌やさまざまなスタイルの音楽を聴いてきたが、すべて聞き飽きてしまった。時々、偶然にテレサ・テンの歌を聴くと、改めていいなと感じる。それは声が自然とかではなく、歌をうたう気持ちが人に伝わるからだ。現在、これが出来る歌手は非常に少ない」と述べている。
90年代生まれや00年代生まれのファンもテレサ・テンへの思いをネット上で表現している。「胡彬」さんや「流星雨」さんもその代表で、若い世代の心の中にもテレサ・テンを好きになる深層意識が存在するという。小さい頃から家で両親たちが聴いていたテレサ・テンのカセットテープから流れてくる歌が少なくない若い世代のファンたちの共通の思い出となっている。
*●(登へんにおおざと)
*▲(青へんに見)
*■(弥の弓へんをにんべんに)
(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年1月29日