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各国映画界の重鎮がボアオ集結 中国映画の国際化を語る (2)

 中国最大の映画製作会社「華誼兄弟」の会長兼最高経営責任者(CEO)の王中軍氏は「中国映画市場の国際化レベルはまだ低い。これは、中国映画自体が国際的でないということではなく、素早く、多元的な販売ルートがないことや、マーケティング力が弱く、国際化の管理理念が欠けていることによる」と分析した。王中軍氏は馮小剛(フォン・シャオガン)監督の「集結号」を例に挙げて、「主人公を米国兵に、配給会社をワーナーに換えたら、海外の興収は非常に高かっただろう」と語った。

 王中軍氏は中国映画の国際化について、「中国映画界の利益を得る方法はいまだに興行収入に頼っているが、海外では映画の利益70%が派生商品から得ている」と国外の管理理念を学ぶ必要性を指摘。映画産業チェーンを大きくするためには、専門的な映画製作とより大きな市場規模が必要となると語った。その例として映画「狙った恋の落とし方2」のヒットにより三亜熱帯天堂リゾート地区の人気に火がついたことに触れ、「海南島に行く旅行客の多くは、この映画の撮影地を巡って『鳥の巣』を見たり、吊り橋を歩いたりしている。現在、華誼は海南島のリゾート地に映画会社を建設し、それも一つの旅行観光地となっている。海南島は常夏のビーチもあり、一年を通して映画の撮影をすることができる。監督たちもここでの撮影を好む」と説明。「20年後、この地が巨大な映画産業地になっているかもしれない」との見方を示した。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年4月10日

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